『彩』第34回フォトコンテスト最優秀賞 撮影:名古屋市上下水道局 伊藤 大輔氏

『彩』第34回フォトコンテスト最優秀賞 撮影:名古屋市上下水道局 伊藤 大輔氏

名古屋の風景

名古屋環状2号線

吉田 信彦 氏 (水道組合)
吉田 信彦 氏 (水道組合)

 名古屋環状2号線は、名古屋市の外周部を通り、放射状に伸びる幹線道路と主要地点で連結し、総延長約66㎞の環状道路であり一般道と呼んでいる国道302号と専用部と呼んでいる名二環(名古屋第2環状自動車道)が立体的に並行(複断面構造)しています。名古屋環状2号線(名古屋西~飛島)において橋梁上部工工事が施工されています。

会議コーナー

定 例 理 事 会

1.開催日時   3月4日(水)

           午後3時

 

1.開催場所   水 道 会 館

 

1.理事定数   17名

 

1.出席理事   17名

青年部会コーナー

第168弾定期夜間勉強会

開催日令和2年2月19日

参加人数31名

技能開発部会・青年部会共催

 

 今回の定期夜間勉強会は、TOTO株式会社中部支社様を講師に招き「トイレ・水栓金具の部品に関する保守点検」をテーマとして開催いたしました。全体的なイメージは湧くのですが、当勉強会ではその種類や仕組み、役割やメンテナンス方法について掘り下げて解説してもらえました。

 講義は、トイレのタンク内部金具と水栓金具メンテナンスの2つのテーマに分けておこなわれました。トイレに関する講義では、ロータンクの水が流れる仕組み、タンクの構造はてこ式タイプとダイヤフラム式タイプがあること、オーバーフロー管から水が溢れている場合の原因および対処法等を習いました。特に参考になった事柄は、ロータンク内の止水不良はオーバーフロー管から水が溢れているか、水面がオーバーフロー管より下か、のいずれかしかなく対処方法がそれぞれ異なることです。知っていれば実際の業務で直面しても慌てずに済みそうです。

水栓金具講義では、実際にシングルレバー式とサーモスタット式の2種類の蛇口を持って来て頂いたので、各参加者が分解しながら構造や部品名について勉強出来ました。私が興味を引かれた点は、サーモ式においてSMA(形状記憶合金)コイルが湯量と水量を調節し温度保持の役割を担っていることです。誰しも日頃からお世話になっている水栓金具ですが、内部構造を見たり触ったりしたことのある人は少ないと思います。これらは数多くの部品で構成されていながらも、ユーザーの使い勝手を最優先に考え設計されているということを感じました。

今後も定期夜間勉強会は多種多様なテーマで開催してまいりますので皆様も是非ご参加下さい。

 

                       青年部会 港支部 栗林弘昌

青年部会コーナー

土曜学習プログラム

 令和元年度の土曜学習プログラムは10月26日(土)に緑区の平子小学校、2月8日(土)に瑞穂区の豊岡小学校にて行われました。

どちらとも10名ほどの参加で大人の方が多い状況でした。

名古屋土曜学習プログラムとは、体験学習を通じて学ぶ楽しさを味わいながら、子供たちに学習意欲を高めてもらうための企画で、名古屋市教育委員会が実施している事業です。

例年通り前後半の2部制で前半はLIXILによる紙芝居を用いて水の大切さを教える学習を行い、後半は名水協青年部会による配管作業体験の編成で行われました。

配管作業体験の注意事項を伝える際には聞いているかどうかわからなかったので

実際に作業する時に怪我をするのではないかとヒヤヒヤする思いでしたが、少人数だったのもあり、ほぼ1対1で出来たので怪我もなく進みました。

子供たちにパイプを切ってもらうことから始め、自分たちの手で継手を接続し、バンドでパイプを固定してもらいました。塩ビカッターやスケールの使用に悪戦苦闘しながらも子供同士、和気藹々と作業に取り組んでいました。

最後まで怪我やトラブルも無く、無事に終われることができてとても良かったと思いました。

自分自身勉強させられる事もあったので、今後の活動に活かしていきたいと思います。

 

                      青年部会 中川支部 村上洋平

平子小学校
平子小学校
平子小学校
平子小学校

豊岡小学校
豊岡小学校
豊岡小学校
豊岡小学校

お知らせコーナー

事務局職員採用・退職

事務局職員を採用しました。よろしくお願いします。

 

 

     柴辻 秀年 

 

     抱負

 

           仕事を早く覚え、戦力になれるよう努力してまいります。

      ご指導のほど宜しくお願い致します。

 

【退職者】 塚本 雅代さん 

ごくろうさまでした。

 

お知らせコーナー

第34回フォトコンテスト選考結果

恒例となりましたフォトコンテストを「心あたたまる写真」というテーマで実施いたしましたところ、各工事店から多数の応募があり、その中には優秀な作品が数多く見られました。広報技能委員会では、慎重に審査した結果、下記の12作品を入選決定といたしました。

 多数の応募作品を提供していただきましてありがとうございました。

 

 

 

  タイトル 氏名 所属 掲載月
最優秀賞 伊藤 大輔 名古屋市上下水道局 4月

優秀賞

ぬいぐるみじゃないよ 細田 雅仁 ㈱細田工務店 5月
委員長賞

飛翔

佐藤 忠雄 ㈱佐藤総合設備 9月
入賞

ひなたで昼寝のアシカ

畠山 真理 名古屋市上下水道局 6月
つま先まで神経使っています 後藤 智子 ㈲イケダヤ 7月
海女さんと遊ぶ 安井 直孝 安井水道工業所 8月
無病息災を願うランタン 林 まゆみ 桜和設備㈱ 10月
エメラルド寺院 永山 雅規 ㈱日伸商会 11月
SNOWミッキー&ミニー 臼井 裕子 臼井設備 12月

君の成長

宮澤 千穂 ㈲宮澤水道 1月

もちつきと家族

戸谷虎太郎 臼井設備 2月
兄弟 安井  孝 安井水道工業所

3月

 

最優秀作品『彩』伊藤 大輔 氏(名古屋市上下水道局)
最優秀作品『彩』伊藤 大輔 氏(名古屋市上下水道局)

筆の泉コーナー

旅行先の決め方

名古屋市上下水道局 保全課

技師 水野 誠

 

 私の趣味はありきたりですが旅行に行くことです。両親も旅行が好きで、小さな頃からいろいろなところへ連れていかれた影響もあるかもしれません。

 学生時代は家族や友人とたまに旅行に行くぐらいで、特別旅行好きというほどでもありませんでしたが、社会人になり、ある程度自由にお金が使えるようになってからは、自分で計画を立て旅行に行くようになりました。

 社会人になってから最初のころは北海道や京都など観光地として有名な都道府県に年に1,2回行く程度でしたが、1回目の異動後に転機が訪れます。

 新しい職場の先輩に旅行が趣味だと伝えたところ、「趣味と言うからには47都道府県制覇してみたら?」と言われたので、その言葉をきっかけに47都道府県制覇を目指すようになりました。

 それからは旅行先を考えるときに、まず行ったことのない都道府県に行くことを決め、その後、その都道府県の観光地を調べるようにしました。その結果、今まで知らなかっただけで各都道府県にあまり有名ではない魅力的な観光地がたくさんあることを知りました。

 例えば、千葉県の観光地といえば東京ディズニーリゾートを思い浮かべる方がほとんどだと思いますが、その他にも切り立った崖の先端まで行ける鋸山の地獄のぞきや、まるでジブリの世界だとSNSで話題になった濃溝の滝など面白い観光地があります。(知らない方は是非検索してみてください。)

 一般的に旅行の計画を考えるときは、目的となる観光地があり、その都道府県に行くことが普通だと思いますが、行ったことのない都道府県に行くことを決めてから観光地を探すと、今まで知らなかった観光地を見つけることができるので、みなさんも旅行先を考えるときに、一度やってみてはいかがですか?

 ちなみに私は、昨年の11月に群馬県に旅行に行き、ついに47都道府県を制覇することができました。社会人4年目から行ったことのない都道府県に行き始め、5年間で約30都道府県に旅行することができました。ここ2年くらいは年間に10回近くも旅行に行かせていただき、いろいろと助けていただいた同じ職場の方々には深く感謝しています。この場を借りてお礼を言わせていただきます。

 都道府県の次は何を制覇するか、現在検討中のため、いいアイデアがある方は是非教えてください。

談話室コーナー

高齢者と免許返納

 東支部・JY 

 

 私の母親は、今81歳。 まだまだそれなりに元気だ。 高齢の方の多くがそうであるように、長年、膝や足の痛みと付き合ってはいるが、多分今の所、それ以外は元気だ。長年携わってきた家業から離れて既に久しいが、 まだ年齢の割には、頭もハッキリしている方ではないだろうか。

 母は毎日車を運転して、自分の習い事に出かけたり、趣味の医者通い(笑)に忙しい。彼女は足がそれほど丈夫でないこともあり、車がないと多分、重い食料品の買い物にも行けない。

 最近巷では、高齢者の運転事故のニュースを毎週のように目にするが、そんな記事を読む度に、自分の母親の事が頭をよぎるのだが、その都度「まだ、もう少し、彼女は大丈夫だろう」と、楽観的分析と希望的判断をしている。勿論、瞬間の判断力や反射神経は、年齢相応に確実に衰えているに違いないので、先日 ディーラーで、後付けの踏み間違い加速抑制装置を取付けた。それでも決して万全という訳ではないが、そこまで言うと、それなら自分自身の運転は絶対安全なのか、という話にもなってくるので、最近は、日が暮れたら極力乗らないようにするという事だけ気をつけて、乗ってもらうようにしている。

 人の寿命がどんどん延びてきて、90歳、100歳まで元気な人も、世の中に沢山いるが、そういう人の多くは、高齢者と言われる年齢になっても、日々頭を使い、元気に動いている人が多いし、逆に、そうでなければ長生きしてても楽しくないだろうとも思う。

 母から車を取り上げて、行動の範囲を狭めてしまう事は、周りの家族が、これで他人に迷惑をかけないという安心を得られる代わりに、彼女が元気に人生を楽しむ活力も、奪ってしまう事になるのかなと思うと、なかなか、もう運転をやめてくれとは言えない。

もっとも、仮に今そう言ったとしても、素直に言う事を聞くとも思えないが…。

 幸いにして名古屋市内に住んでいるので、まだ、公共交通機関を使う生活に切り替えるという選択肢もあるが、仮にちょっと郊外に住んでたら、いきなり状況は変わるだろう。 住んでる地域に依っては、車が無いイコール、何処にも行けない、という状況になり得るから、運転をやめて免許を返納するという事は、本人にとっては更に大きな決断になるだろう。早く自動運転が実用化されて、高齢者1人乗り若しくは2人乗り用の、シティコミューターの様な移動手段が出来ないモノだろうか。願わくば、彼女がまだ元気なウチに、今より更に少しでも安全な運転を確保できる技術の実用化を望むが・・・。

 せめて、自分自身がそういう心配をされるようになる前に、自動運転技術やインフラが実現されるコトを、ただ祈るしかない。

空飛ぶクルマはGoogleに任せて、先にそっちの開発を急いで欲しいと、地元の大メーカーさんに期待するばかりだ。

 母もそう遠くない日に、決断をしなければならなくなるだろう。 その日が、少しでも先であって欲しいと思うのだけれど。

そう思いながら、今日も彼女の車が駐車場に無いのを確認して、あー、まだ元気だなと、1人安心して仕事に出掛ける今日この頃である。

 

消防コーナー

地震に備える47

名古屋市消防局OB 近藤 博

 

昭和19年(1944年)東南海地震(19)

 

 引き続き、「中央防災会議「災害教訓の継承に関する専門調査会」報告書1944

東南海地震・1945三河地震 平成19年3月」の報告書をもとに、三重県の熊野灘沿岸における津波被害の実態をみていきます。

 

○ 三重県の被害(その5)

  津波の衝撃は、体験者に大きな衝撃を与えますので、普通多くの体験談・

目撃談が残るものですが、昭和19年の東南海地震では、太平洋戦争末期の

戦時報道管制の厳しかった最中の地震であったため、被害の具体的な報道は

一切されませんでした。

その後、連続する空襲や戦後の混乱期・高度経済成長期の中で、被災体験

は記憶の奥底に埋もれることとなり、被災体験談が語られ始めたのは、戦後

数十年が経過した後のことになりました。

 

  専門調査会報告書第3章「東南海地震のインパクト」では、津波被害につ

いて、こうした津波の被災体験者が「津波」を「最初に津波を認識したとき

の津波の形容」別に、次の5つに分類して述べています。

1 普段は見えない海の底が見えた

2 海面が盛り上がって見えた

3 大波としてすごい速さで向かってきた

4 静かに水が満ちながら迫り寄ってきた

5 川上に向かって泥水がさかのぼってきた

 

  では、どのような体験談が残されているか見ていきたいと思います。

 この記録が語る内容は、まだ記憶に新しい平成23年(2011年)に発生した

「東日本大震災」の津波被害を思い起こさせますが、今から76年前の「昭和

東南海地震」発生時に記録された三重県熊野灘沿岸住民の体験談にほかなり

ません。

 

1 普段は見えない海の底が見えた

(1) 島勝湾(しまかつわん)の黒茶色の海の底

海山町(みやまちょう) 伊藤さだゑ

「観音山から海をみると、波がわき上がるように島勝湾いっぱいになり、

世古の堤防、浜、魚市場、和具へ行く道も、赤島の下の岩肌も、そして島

の上の松やイマメの木も全部波で見えなくなってしまった。

しかし、次の瞬間、急にすごい勢いで波が引いていった。その時、黒茶

色をした海の底一面が見えた、と思った瞬間また波がすごい力でわき上が

り押し寄せてきた、そしていろいろなものをさらいながら波が引いていっ

た。これが3、4回繰り返された様に覚えている。島勝浦(しまかつうら)全部が流されてしまったのではないかと、怖くて体の震えが止まらなかった。50年経った今でもハッキリと目の底に焼き付いて忘れられない。」

(2)普段は見えない海の底

 海山町白浦 奥村ふみ(当時25歳)

「地震から10分ほどして浜の方から「津波がくるぞー」という声がしたので、沖を見ると、海の水がごっそり引いて普段は見えない海の底が見えた。それは真っ赤で、赤い火のようだった。」

(3)海底が見える

海山町久木国民学校教諭 松永光生

「長い地震のあと、運動場から町の様子を見下ろしたとき、びっくり仰天

した。いつも満々とたたえている湾の海水はすっかり干上がって、しっと

りと湿った海底が見えるではないか。アッこれは津波だ。津波なんてどん

なものか見たことはない。ただ「稲むらの火」のことが一瞬脳裏をかすめ

た。」

 この手記で言っている「稲むらの火」とは、昭和12年から10年間にわ

たって小学5年生用の国語読本に掲載された、津波の教訓を記した物語の

ことです。

 この体験談の当人は、国民学校(今の小学校)教諭ですので、当然この

話を知っていたものと思われます。

 話の内容は、安政元年(嘉永7年)11月5日に発生した安政南海地震で、

紀伊国広村(現在の和歌山県有田郡広川町)を津波が襲った時、濱口儀兵衛(梧陵)(はまぐち ぎへえ(ごりょう))が稲むら(刈り取りの終わった稲束を屋外に積み重ねたもの)に火をつけて、津波に襲われ暗闇の中を逃げ惑っている村人を安全な場所に誘導し、多くの人を助けたという実話にちなんだ物語です。

「稲むらの火」は、機会があれば別の項で取り上げてみたいと思います。

(出典 「体験談と記録集 昭和19年12月7日東南海地震津波」海山町郷土資

料館・海山郷土史研究会 1994)

法律コーナー

弁護士の尋問と名誉棄損

弁護士   松 永 辰 男

 

 弁護士の反対尋問が、尋問を受ける人の名誉を傷つけたとして100万円の損害を賠償するよう命じた判決がありました(東京高等裁判所平成30年10月18日判決・判例時報2424号73頁)。事案は懲戒解雇された労働者の弁護を担当していた弁護士が、懲戒解雇した会社が申請した同社の従業員である証人に対し、①「あなたはそこのC駅の初代駅長をしていたときに、そこのお金を3000万円くらい横領したということで、やめたということじゃないですか。」と質問したところ、証人は、「、、、、すべて解決しておりますのでご心配頂かなくても結構です。」と回答しました。それに対し弁護士は、②「いやいや、解決してるかどうか聞いてるんじゃなくて、その3000万円くらい、横領したということで、やめたんじゃないですかと。」と質問しましたところ証人は、「違います。」と答えた。そこで弁護士は、③「当時こちらの方で考えてるのは、横領行為があって、首になって、そのことで仕事がなかった。それから、示談して、金額をB 払ってるために、仕事がどうしても必要になったという事情があって、それで、Pさんのほうに、就職させてくれるように頼んできたと、こうゆう経過があるんですね。ですから、このことは非常に重要な事実だというふうに思ってます。」と質問したところ、相手の弁護士から、「それは関連性がないんじゃないですか。」という異議が出て、裁判長も同じ質問を続けないよう忠告しました。これに対し弁護士は、④「こういうことなんです。結局、どうしても、働かなきゃならないんです、証人はね。ですから、ここで首になったら困る。そういうことがあって、やはり、会社の方に対しては、自分の意思に反しても、会社に有利な証言をしなきゃならない立場にある。こういうことなんです。」と弁明しました。以上の基本的なやりとりが証人の名誉を侵害したかどうかということが争いになり、一審の甲府地方裁判所では、一応尋問の形をとっており、上記①と②の尋問の、証人の名誉を害すべき事項については証言拒絶権があること(民事訴訟法196条)も勘案すれば相当性を欠くとは言えないとし、上記③と④については、裁判長に対し事件との関連性について発言しており、相当性を欠くとは言えないとし、証人の請求する損害賠償請求を認めませんでした、証人は東京高等裁判所に控訴したところ、同裁判所は、一般的に労働事件においては、使用者側に雇用されている従業員を証人として申請した場合、使用者に対して弱い立場にあるのだから、使用者側の言い分に沿った証言をすることは当然想定されることであり、敢えて3000万円横領の悪事まで公開の法廷に露見する様な尋問の仕方は相当ではないとして弁護士に対し100万円を賠償するよう判決しました。

 

木祖村コーナー

木祖村コーナー

編集後記

編集後記

◎年と共に年々月日の経つのが速く感じられ、先日新年を迎えたと思ったら、もう3か月が過ぎ新年度を迎えようとしています。

 今年の冬は、名古屋で1月に1日も冬日となることがなく平均気温が平年を3℃以上も上回り、初雪が観測史上最も遅い2月10日となるなど、記録的な暖冬となりました。毎年冬の時期には水道管の凍結による被害が予想されることから、上下水道局から名水協に「厳寒期における凍結被害の修繕対応について」の依頼があります。依頼に基づき、各工事店さんには12月半ばから3月15日の間、翌日の最低気温が―3℃を下回る予想が出た場合、凍結による水道管の修繕対応の準備をお願いしていますが、今年は一度も下回ることなく対応期間が終了しました。結果的に凍結対応することはありませんでしたが、約3か月間に渡り、準備していただきありがとうございました。

◎世界各地でも新型コロナウィルスの感染拡大が急速に進んできており、3月11日にはWHOからパンデミック宣言が出されました。これに合わせるかのように、アメリカやヨーロッパ各国では非常事態宣言が出され、外出禁止令などで日常生活に支障を及ぼすとともに、世界的な株価の急落など経済への影響も出始めています。

日本ではまだ非常事態宣言は出されていませんが、2月末には人が大勢集まるイベントなどの自粛要請に続き、小・中・高等学校の3月中の休校要請により、予定されていた卒業式を中止したり、参加者を絞り規模を縮小して実施した学校も多かったようです。名水協で運営している「名古屋建築設備高等技術専門校」でも、今期の訓練生の修了式を予定していましたが、今年の修了式は来賓の皆さまや講師の方々の出席は見合わせ、訓練生と名水協の関係者のみで行うこととしたところです。

◎新型コロナウィルス感染予防のためのマスクが手に入らない状況が続いています。先日マスクの転売が法律で禁止されましたが、手元に届くようになるにはまだ暫く時間がかかると思います。通勤の電車内では、ほとんどの人がマスクを着用しており、最近ではマスクなしでは、電車に乗りにくいような雰囲気になっているような気がします。一日も早く必要な人に行き渡ることを期待しています。

 

(T.T)