『アフリカ象のおやつタイム』第33回フォトコンテスト入賞           撮影:㈲イケダヤ 後藤 智子氏

『アフリカ象のおやつタイム』第33回フォトコンテスト入賞           撮影:㈲イケダヤ 後藤 智子氏

名古屋の風景

近鉄伏屋駅

吉田 信彦 氏 (水道組合)
吉田 信彦 氏 (水道組合)

 伏屋駅(ふしやえき)は名古屋市中川区伏屋2丁目にある、近畿日本鉄道(近鉄)名古屋線の駅である。近鉄名古屋線の庄内川から新川間の約0.8キロメートルの高架化により、3箇所の踏切が除去され通学路の安全性・利便性が向上し従来近鉄伏屋駅を境に南北に分断されていたが駅舎の高架化により平成30年に都市計画道路万場藤前線が開通し南北間の自動車交通が円滑化されるとともに伏屋駅へのアクセスが向上された。

会議コーナー

定 例 理 事 会

1.開催日時   2月5日(水)

           午後3時

 

1.開催場所   水 道 会 館

 

1.理事定数   17名

 

1.出席理事   17名

青年部会コーナー

第167弾定期夜間勉強会

開催日令和2年1月15日

参加人数21名

技能開発部会・青年部会共催

 

 今回の定期夜間勉強会は、東邦ガス株式会社を講師にお招きし、「ガス管損傷防止とガス機器の設置基準」をテーマに勉強会を開催しました。

 前半に日本ガス協会のガス管損傷防止についてのDVDを視聴しました。ガス管の損傷の原因の大半は「思い込み」、「確認不足」によるものです。DVDの中で損傷防止の大切なポイントとして、「1.工事前に確認」、「2.不明な場合はガス会社へ」、「3.確認した情報は共有する」と学び、どれも当たり前のことですが、改めてこのポイントの重要性を認識しました。

もし、ガス管を損傷させてしまった時の応急処置等も聞けて、現場での対応に生かすことができると思います。

後半は、ガス機器の設置基準について、主に給湯器の設置について学びました。

 最近では、よく見かけるECOジョーズ型給湯器の仕組みについても教えていただきました。ECOジョーズ型と従来型では排気の流れ、温度が違うため設置基準も異なるそうです。

 今回の勉強会を通して、管理者・作業員共に現場でのガス管損傷、機器設置の再確認ができたのではないでしょうか?このことを社内、協力会社に周知共有し、安心で安全な施工に繋がればと思います。

 今後も皆様のお役に立つような勉強会にしていきたいと思っておりますので、皆様のご参加を心よりお待ちしております。

 

青年部会 熱田支部  小島 邦裕

特別寄稿コーナー

コーヒーブレイク

名古屋市上下水道局 営業部

主幹 仕明 弘来

 

 日頃より名水協の皆様には上下水道事業全般にわたりご協力をいただき、ありがとうございます。今年度より営業部で普及促進・汚水排出量調査を担当しています。料金課は平成17~18年度に汚水排出量認定担当主査として在席して以来です。よろしくお願いします。

 早速ですが、コーヒーブレイクです。

 コーヒー、と言えば皆さんはどんなコーヒーをイメージされるでしょうか。

 私はと言いますと、コーヒードリッパーも持ってはいましたが、思いついた時に瓶のインスタントコーヒーをポットのお湯をドボドボと注いで飲むのが日常のコーヒーでした。胃があまり強くないこともあり、コーヒーが特別好き、ということもありませんでした。

 きっかけは何だったか忘れましたが、ある日、「いい豆を自分でゴリゴリ挽いて淹れたコーヒーっておいしいのかも」と思い立ちました。早速「おいしい珈琲の淹れ方」的な本で研究し、ミル、ドリッパー、ペーパー、サーバー、ポットなどを揃えます。近所に「スペシャリティコーヒー」と言われるおいしいコーヒー豆(お値段高めですが)が買えるお店があることもわかり、コーヒーライフの始まりです。

 入門書にあるように、お湯を注ぐとフワーっと膨らむ、とはなかなかいきませんが、やはりいい香りです。豆によって香りは多彩です。ミルクや砂糖を使うことはなくなりました。

 インスタントコーヒーに対してレギュラーコーヒー、ブレンドコーヒーに対してストレートコーヒー、ロブスタ種に対してアラビカ種、コーヒーの栽培はコーヒーベルト(赤道を挟む帯状の地帯)でしかできないこと、豆には原産国や農場によって名前が付き、様々な特徴的な香りがあること、その他薀蓄を蓄積しつつ、フレンチプレス、エスプレッソ(マキネッタ)、エアロプレスなどにも挑戦していきます。

 コーヒーのお伴も大事です。ケーキやバウムクーヘンなどの焼き菓子や、餡を使った和菓子(伊勢の名物とか)もよく合います。

 街でよく見る、濃い目のコーヒーをスイーツのようにアレンジしてロゴ付きの紙コップで飲むスタイルのチェーン店をシアトル系というそうで、今はサードウエーブ(1stがインスタント、2ndがシアトル系)という、シングルオリジン(産地を重視し、単一種の苗木から収穫されたコーヒー豆)のスペシャリティコーヒーを1杯ずつペーパードリップで淹れるタイプのチェーン店が日本にも進出してきているようです。

 さて、大切な水の話です。コーヒーは98~99%が水分だそうです。コーヒーに向くのは一般的には軟水と言われています。皆さんご存知のように日本の水はほとんど軟水です。世界的にも高い水準の日本の水道水なら(名古屋の水道水なら尚更)、沸騰させて塩素が飛べばコーヒーに最適な水になります(ポットのお湯より直前に沸騰させた方がいいようです。)。

皆さんも、名古屋のおいしい水で淹れたおいしいコーヒーでブレイク、いかがでしょう。

 

筆の泉コーナー

愛犬との生活

名古屋市上下水道局 配水課

主事 多和田 佳織

 

 犬を飼い始めた。トイプードルの女の子だ。人懐っこく甘えん坊な性格で、あまりの可愛さに家族全員メロメロである。この子が家に来てから、大変なことも悩むこともあるけれど、それ以上にいいことがたくさんあったので紹介する。

 一つ目はとにかく癒されることだ。家に帰って出迎えてくれるときや嬉しそうに遊んでいる姿、動物病院での不安そうな仕草、眠たそうな顔…いろんな姿を見ているだけで、可愛くて仕方がなくて癒される。

また近年、犬と見つめ合うと幸せホルモンが出るという研究結果が発表された。幸せホルモンは幸せを感じるだけでなく、血圧を下げる効果や気持ちを落ち着かせる効果もあるという。たしかに私は愛犬とのんびり一緒にソファに座って過ごしているときに目が合うと、それだけでとても幸せな気持ちになれる。

 二つ目は部屋をきれいに片付けるようになったことだ。先日愛犬に私のスマホケースをかじられてしまった。まだ子犬なので目に映るものすべてに興味津々で、なんでもすぐ口にしてしまう。そのため誤飲しないように出したものをすぐ片付ける習慣がついてきて、部屋が以前よりきれいに保てるようになった。

三つ目は自分自身も成長できることだ。トイレを失敗したときや甘噛みをやめないとき、指示を聞いてくれないときは、どうしてできないのだろう、と悩んで思わずイライラしてしまう。しかしすぐに立ち止まって、初めて教わったことをすぐにはできないからゆっくり根気強く教えてあげよう、と思いやって接することができるようになった。以前はイライラを引きずって嫌な思いを抱える時間が長かったので、気持ちの切り替えがうまくできるようになったと感じる。

四つ目は頑張る励みになることだ。嫌な思いをして帰っても、しっぽを振って喜んでくれる姿を見るだけで辛い気持ちもどこかへ行ってしまう。また毎朝同様に喜び、私の膝の上で丸くなって安心しきって寝ている姿を見ると、今日も頑張ろうと思えて、日々私の心の支えになっている。

まだまだ書ききれないほど、いいことがたくさんあった。この幸せな気持ちは犬と一緒に暮らさなければわからなかったため、もっと早く飼えばよかった!と心から思う。これからも愛犬と一緒に楽しく健康に過ごしていきたい。成長を見守っていきたい。一緒に旅行に行ってみたい。そして大切な宝物のような思い出をたくさん作っていきたいと考えている。

談話室コーナー

意思表示

  千種支部・協立設備工業 株式会社 

 西村 志織        

          

 私が保険証の裏にある臓器提供意思の欄に意思表示の署名をしたのは今から5年ほど前の事でした。知人の小さな娘さんが心臓の病気を患い、心臓移植を希望しました。しかし移植が叶うまで一生懸命生きようとしましたが、心臓より先に脳死となり当時、日本では3例目の小児臓器提供者になりました。

 人からの臓器移植を希望していたのに、逆に自分の子供が臓器提供者になることに私自身も深く考えさせられました。もしも自分ならどうした?臓器提供の意味を知り希望した?そして今自分には何ができるかと考え、保険証の裏に臓器提供の署名をしました。

 私の娘も4歳の時に心臓の病気がわかり6歳で手術を受けました。手術前に医師から「いつ心停止があるかわかりません。」と言われ目の前が真っ暗になり前が見えない日々が続き願うことは「生きていてくれればいい」ただそれだけでした。娘は手術が無事成功し完治することができましたが、この経験があったからこそ私が娘を育てていく上で伝え続けていることが1つあります。それは「誰かが生きられなかった1日を一生懸命生きてほしい」です。

 そんな娘も中学3年生の15歳になり、全力で学生生活を満喫しています。母親の私から見ても負けず嫌いとなかなかの根性の持ち主でやらない選択肢よりも失敗しても全力でやる選択肢しかない性格です。頑張っている姿は嬉しい反面、生活面では問題ありです。

日本では15歳になると臓器提供の意思表示ができます。そろそろ娘とも意思表示について向き合って話し合う時期なのかな。一生懸命全力で生きて欲しいからの意思表示。

 さて、娘には散々「一生懸命」とか「全力」でと言っておきながら、自分は年齢を言い訳にやらない選択肢ばかりを選んでいます。反省。

消防コーナー

地震に備える46

名古屋市消防局OB 近藤 博

 

昭和19年(1944年)東南海地震(18)

 

引き続き、「中央防災会議「災害教訓の継承に関する専門調査会」報告書1944

東南海地震・1945三河地震 平成19年3月」の報告書をもとに、三重県の熊野灘沿岸における津波被害の実態をみていきます。

 

○ 三重県の被害(その4)

  報告書では「津波の予知についても、「井戸水」の動きが云々されており、

前回紹介した『体験記録』(忘れない!あの日の大津波―東南海地震体験記録

―)でも井戸水に触れたものがいくつかある。」と述べた上で、当時18歳

の定置網漁船乗組員が、地震の数日後に書いたという体験談等を紹介してい

ます。

  「この漁船員が、浜辺で網干しの作業中に地震に遭遇し「ものすごくゆ

れて……私達四、五人は岸の松の木をつかまえてゐた」と書き記している。

「井戸水」のことは、「父の話」としてポンプの絵に添えて記される。それは、地震があって「しばらくすると(十二、三分程)、ポンプから地下水が吹き出して来た……父は大声で津波が来ると、近所の人々に知らせた」というのである。

さらに、体験談の中にも「井戸ポンプ」から「水がジャージャーと流れ出

てい」たといい、「井戸の水が一度ひいてから上がってくると津波が来るか

もしれない」と、小さいころから教えられていたという。また、「(津波で

家が流されにくいように)窓は全部開けておけ」という父親の指示があり、窓から流れ込んだ海水で隣の家の中にまでおし流され、柱につかまり必死でもがき助かった状況がつぶさに記載されている。

こうした津波の予知や対応の仕方が、どの程度科学的に立証されるのか、詳しいことはわからないが、体験文などからそうした情報に注目してみるのも重要であろう。」と、報告書は述べています。

 

このほかにも体験談は多く、前記の旧南島町と隣接する旧南勢町(現南伊

勢町)にも井戸水の話がいくつか語られていますが、その中には「海岸線の

石垣の間から水が噴出」していたという記憶も綴られています。

地震そのものの揺れ方についても、報告書は以下のように述べています。「また、「家がどう揺れたか」という体験記には、「50年、60年の歳月は、

皆さんそれぞれ個々の少しずつ記憶が変化している」という表現があって体

験記の資料的限界を指摘しているが、「確実と思われること」として、地震

がどの方向に揺れたかを書いている。

それによれば、屋敷に沿ってL字形に積まれた石積のうち、地震で倒れた

のは南北方向にのびる石垣で、東西方向の石垣は健在であった。それは家も

同様で、棟が南北方向の家が崩れ落ちたことから、地震は東西に大きく揺れ

たと考えられるという。」

東西方向に、強く地震動が発生したことがわかります。旧南勢町(現南伊

勢町)の位置関係から震源は東側だということが推測できます。

(出典 嶋田中「体験談」、梅谷みき「体験談」

(南島町教育振興会資料センター部『忘れない!あの日の大津波―東南

海地震体験記録―』南島町 2000所収)

 川村靖夫「家はどうゆれたか」

(『東南海・南海地震誌』南勢町教育委員会 2005 所収))

 

木祖村コーナー

木祖村だより

編集後記

編集後記

◎2月6日に、愛知県建築物環境衛生管理研究集会が「より快適な建築物の環境をめざして」をテーマに開催されました。この研究集会は、愛知県、名古屋市などの行政と特定建築物管理関係6団体が主催するもので、今年で34回目となるものです。

 当日は、朝から北風が強く寒い日でしたが、朝早くからたくさんの方が参加され、大変盛況な研究集会となりました。名水協からも、愛管連が主催団体のひとつとなっていることから理事を中心に参加しました。また、愛管連加盟の他組合からも多くの方が参加されていました。

 今回の研究集会では、主催6団体がそれぞれの分野における公衆衛生水準の維持向上に向けての研究発表17題に加え、「Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)について」の特別講演が行われました。愛管連が担当した研究発表では、愛管連の理事でもある名水協の小池副理事長が座長を務め、名古屋市上下水道局から「地下排水槽の臭気対策について」、TOTO株式会社から「LGBT(性的マイノリティ)のトイレにおける配慮ポイントについて」、それぞれ研究発表が行われ、他団体の皆さんも含め多くの方が興味深く熱心に聞いておられました。

 また、「Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)について」の特別講演では愛知県観光コンベンションの講師から、国際展示場整備に至った経緯、国際展示場の概要、今後の運営方針などについてわかり易い説明がされました。

 この研究集会では、他の団体の研究発表の中にも、我々の仕事に関連する内容があり大変参考になるものでした。

◎新型コロナウィルスの感染が拡大を続けています。昨年末、中国の武漢で発見されたものが2か月余りで世界中に広がってきています。初めは、武漢滞在者を中心とし、感染源が特定されていたものが、最近では中国への渡航歴や接触歴のない人に感染者が出るなど、2次、3次感染が疑われています。

 先日、名古屋でも感染者が出たとのニュースがあり、早速地下鉄の車内放送で外出時にはマスクの着用、うがい・手洗いの徹底を呼び掛けていました。心配ではありますが、一人ひとりが予防に努めていくことが重要だと思います。一刻も早く収束することを願う次第です。

 

(T.T)