『紅葉』 第26回フォトコンテスト優秀 撮影:桜和設備㈱ 青山 俊一 氏
季節の花
彼 岸 花
細田 雅仁 氏 (㈱細田工務店)
ヒガンバナ ヒガンバナ科
全草有毒な多年生の球根性植物。散形花序で6枚の花弁が放射状につく。
道端などに群生し、9月中旬に赤い花をつけるが、稀に白いものもある。その
姿は独特で、夏の終わりから秋の初めにかけて、高さ 30~50cmの枝も葉節
もない花茎が地上に突出し、その先端に包に包まれた花序が一つだけ付く。
包が破れると5~7個前後の花が顔をだす。花は短い柄があって横を向いて
開き、全体としてはすべての花がりん輪生状に外向きに並ぶ。
花弁は長さ40mm幅5mmと細長く、大きく反り返る。
会議コーナー
定 例 理 事 会
理 事 会 風 景
理 事 会 風 景(広報技能委員会)
1.開催日時 10月3日(水)
午後3時
1.開催場所 水 道 会 館
1.理事定数 17名
1.出席理事 16名
職員紹介コーナー
名水協 顧問 就任
吉 田 宏 (顧問)
このたび10月から名水協顧問になりました吉田
です。6月まではNAWS(旧水道サービス)にお
りましたが、その節には名水協の皆さまには本当に
お世話になりありがとうございました。
これからは名水協の顧問ということですが、私自身は小間使いのつもりで名水協と上下水道局、NAWSの橋渡しをしつつ名水協の後ろ盾となり少しでもお役に立つことができるよう頑張りますのでよろしくお願いいたします。
色々な機会にぜひ声をかけて下さい。
お知らせコーナー
エコ市 木曽川流域連携イベント
鳴 海 配 水 場 の 開 放
開催日 11月17日(土)
時 間 10:00 ~ 15:00
場 所 鳴海配水場
(緑区桃山四丁目)
子供向けにヨーヨー釣・スーパーボールすくいを行います。
組合員の皆様多数のご来場をお待ちしております。
お知らせコーナー
専門校 第21期生募集案内
(愛知県知事認定)
名古屋建築設備高等技術専門校
設備施工系配管科
平成25年度(第21期生)を
募集します!
― 優秀な技術、技能者並びに後継者の育成を目指し
管工事業界の発展へ ―
本校は、職業能力開発促進法に基づき平成5年4月に開校した事業内職業
訓練校です。
ライフラインとして欠くことのできない上下水道並びに建築設備全般のプロ(エキスパート)を目指し、業界の後継者を優秀な技術技能を備えた人材として社会に送り出すことを使命としています。
<給水装置工事主任技術者試験・愛知県排水設備工事責任技術者試験
合格者 多数輩出>
※ 「募集案内」は右上の詳細をクリックしてご覧ください
お知らせコーナー
掲 載 原 稿 募 集
組合の機関誌「組合だより」は昭和43年10月に創刊して以来、本年4月に創刊500号を迎えました。より親しみやすい「組合だより」にするために、各種情報等を組合員の皆様に提供するよう努めています。
掲載原稿(内容自由)を随時募集いたしておりますのでご協力をお願いします。
1.内容について 趣味・旅行記・要望・施工事例・各種情報・写真等
様式自由(文章・写真)
2.応募先 名古屋市指定水道工事店協同組合 浅野
写真データにはいつの何の写真かを明記してお送り
ください。
E-mail suidou-k@orion.ocn.ne.jp
FAX 951-8883
3.その他 応募作品は返却いたしません。
掲載の編集は都合上、広報技能委員会にご一任いた
だきますようお願いします。
青年部会コーナー
第79回 定期夜間勉強会
開催日 9月19日(水)
参加者 30名
技能開発部会・青年部会共催
今回はフジテコム(株)さんに協力していただき、水道工事店にとって切っても切り離せない漏水探知機の使用方法についての勉強会を開きました。
最新のマシンを使った調査では、学校、店舗、工場などで発見率が、90~95%という驚異の数字との事でした。
基本的には音を聞き分けるものですが、相関式漏水探知機、埋設管探知機など、科学的に計算でつきとめる方法などを初めて知りました。実技講習では機械を使って模擬配管で実際の漏水の音を聞かせてもらいました。
漏水音が聞き取りにくい場合の調査では、エアーを送りこんで音を拡大する方法も聞かせてもらいました。 この方法ならコンクリートの下などに埋設されている配管の音を聞き取れる、と参加者が感じたことと思います。さらに、従来型の聴音棒ですら進化していて驚きました。
現在の名古屋市内の漏水発生件数は、年間約12,000件発生しているそうです。これはビジネスチャンス(?)、自社の強みとして新たな事業の発展につながれば夜間勉強会を企画する我々としても大きな励みになります。
皆さんにとって身になるような勉強会をこれからも企画しますので、御参加お待ちしております。
青年部会 熱田支部 板倉 弘法
消防常識コーナー
消 防 Q & A
名古屋市消防局OB 木野瀬 茂
消火器2
今月号では、引き続き消火器について説明します。
消防法施行令第10条では、消火器具は、通行又は避難に支障なく、かつ、使用に際して容易に持ち出すことができる箇所に設置すること。と定められています。
また、消火器は、防火対象物の階ごとの1の消火器に至る歩行距離が20メートル以下(大型消火器に至っては30メートル)となるように配置しなければなりません。(規則第6条)
技術上の基準の細目では、
① 消火器具は、床面からの高さが1.5メートル以下の箇所に設けること。
② 消火器具は、水その他消火剤が凍結し、変質し、又は噴出する恐れが少ない箇所(例えば40度以下)に設けること。ただし、保護のための有効な措置を講じたときは、この限りでない。
③ 消火器には、地震による振動等による転倒を防止するための適当な措置を講じること。ただし、粉末消火器その他転倒により消火剤が漏出する恐れのない消火器にあっては、この限りでない。
④ 消火器具を設置した個所には、消火器にあっては「消火器」と、水バケツにあっては、「消火バケツ」と、水槽にあっては「消火水槽」と、乾燥砂にあっては「消火砂」と、膨張ひる石にあっては「消火ひる石」と表示した標識を見やすい位置に設けること。
⑤ 標識の大きさ等は 地⇒赤 文字⇒白 長辺24センチメートル以上 短辺8センチメートル以上とすること。
⑥ 車両に係る消火器は、それぞれの鉄道営業法、軌道法若しくは道路運送車両法又はこれに基づく命令の定めるところによること。
消火器の技術上の規格を定める省令では、
① 消火器 水その他消火剤を圧力により放射して消火を行う器具で人が操作するものをいう。
② 住宅用消火器 消火器のうち、住宅における使用に限り適した構造及び性能を有するものをいう。
との定めがあり、まだ多くの定めがありますが、次号で説明します。
設問 次のうち、正しいものは、どれか。
(1)消火器は、床面に置かなければならない。
(2)消火器には、転倒しないように鎖等で保護しなければならない。
(3)消火器は、凍結しない箇所に設置すること。
(4)一般住宅には、「住宅用消火器」のみ設置できる。
解答 (3)
(1)は、床面から1.5メートル以下の箇所。(2)は、鎖等で保護するのは、容易に操作することができないので、好ましいと言えない。(4)の住宅用消火器のみ設置できると断定するのではない。よって、(3)が正解となります。
消火器は、大型消火器。、小型消火器、住宅用消火器など、種類も多くあります。消防設備士の第6類で、資格が定められております。消火器について、疑問のある方は、一報ください。(木野瀬 電話 080-6947-5371)
法律コーナー
遺骨の埋蔵と宗派
墓地の使用契約
弁護士 松 永 辰 男
墓地には、私営でありますお寺の墓地と、公営の墓地があります。公営の墓地はどの宗派の方でも遺骨の埋蔵ができることは当然ですが、私営の墓地になりますとそうはいきません。お寺には殆どの場合宗派があり、その宗派の教義を信仰する人が檀家になり、信徒になるわけですから、おのずからそのお寺の宗派に属する人が遺骨を埋蔵することになるわけです。ところが墓地は先祖代々続くものですから、墓地の使用契約(一般には永代使用権の契約ですが)をした人とその何代か続いた後継者とが必ずしも同じ宗派の教義を信仰するとは限りません。信教の自由は憲法でも保障されているほどですから尚更です。
現実に起きた事件は、浄土真宗の教義を広める法要儀式を行うこと等を目的とするお寺との間で、妻の祖父との間で浄土真宗の典礼方式に従うことを前提とする墓地の使用契約が締結されていたのですが、妻の両親の時代である昭和39年ころから創価学会の宗派に属するようになりました。しかし、その後であります昭和43年に祖母が死亡しましたが、その際はその墓地に埋葬されたようです。更に昭和52年3月21日には妻の両親の遺骨を創価学会の僧侶が記載した文字を刻印した墓石を設置し、そこへ遺骨を埋蔵しました。その後そのお寺の住職が代わりました。妻が平成21年4月16日に死亡しました。そこで夫は妻の遺骨を埋蔵しようとしたところ寺から拒否されたという事案です。ところがそのお寺では従前から必ずしも浄土真宗の宗派に属する宗派だけの遺骨の埋蔵だけではなく、他の宗派の遺骨の埋蔵も認めてきた経緯があり、必ずしも宗派にこだわってきたとはいえない経緯がありました。そこで夫はお寺を相手にして無典礼の方式による妻の遺骨の埋蔵を妨害してはならないことと、その埋蔵を拒否され、自宅の仏壇に安置するしか方法がなかったという辛い思いをしたということで、人格権の侵害を理由とする慰謝料請求の損害賠償を請求しました。
裁判所は、祖父の契約した墓地使用契約は浄土真宗の典礼に従って使用することを内容とする明示又は黙示の契約ではあったが、「本件墓地使用権を承継した者が異なる宗派となった場合に、その者に対し被告(お寺のこと)の属する浄土真宗本願寺派の典礼の方式に従うことを求める効力があるとするのは困難であり」として無典礼による遺骨の埋蔵を認めました。慰謝料の請求については、そのお寺の典礼の方式に従う遺骨の埋蔵を求めた行為には著しく社会通念に反する違法行為とまではいえないとして認めませんでした(宇都宮地裁平成24年2月15日判決・判例時報2154号93頁)。
よくある話ですので参考のために書きました。
筆の泉コーナー
オペラの魅力
名古屋市上下水道局 施設部水質管理課
技 師 森 健 次
「バタフライ」と聞いて何を想像されるだろうか。一般的には、水泳の泳法か、単に「蝶」だろうか。本誌の読者なら、職業がら、「蝶型弁」かもしれない。オペラに詳しい人なら、プッチーニ作曲のオペラ「蝶々夫人」(原題Madama Butterfly)だと言うだろう。
以前、旅行をテーマに本欄に寄稿させていただいた。光栄にも再び本欄を執筆することになったので、旅行に並ぶ私の趣味であるオペラについて語ろうと思う。
趣味がオペラだと自己紹介すると、「じゃあ、よくオペラをご覧になるんですね」と言われそうだが、違う。「オペラを観る」のではなく「オペラに出る」ことが趣味なのだ。もとは合唱が趣味で、数年前に音楽大学から合唱団にトラ(業界用語で、エキストラの略)の依頼がきたのをきっかけに、オペラに出た。合唱だけでも十分楽しいと思っていたが、いざオペラに出てみると合唱の5倍くらい(10倍以上という人もいる)楽しく、以来、10作ほどに出演した。
では、合唱には無いオペラの魅力とは何か。それは、与えられた役柄になりきり、芝居を演じる楽しさだ。
オペラの場合、メロディーと歌詞を覚え音楽的な表現を磨く「音楽稽古」に続いて、本番の1~2ヶ月前から、演出家が参加する「立ち稽古」が始まる。演出家は初めから細かくは指示せず、場面の概要を説明したら、「じゃあ芝居を考えて演じてみてください」となることが多い。
「不自然だったら直しますから直されるまではどんどん芝居を試してください」と言われる。初めは、どう演じていいか分からず立ちっぱなしだったり、同じ芝居を何度も繰り返したりしてしまうが、回を重ねるうちに、「Aさんが怒ってBさんに詰め寄ることにしよう。森さんはそれを制止して。」などと演出がついたり、自分たちで考えたりして、芝居が様になってくる。
演出と並んで欠かせないオペラの要素に衣裳がある。練習の初期に採寸表が配られ記入して提出するのだが、40か所近く測らないといけないことも。通常は各自で採寸しなければならないが、一度だけ衣裳さんが採寸してくれたことがあるので、私はそのサイズを書き写せば済む。そのためにも、体型は維持しなければ!実際に衣裳を着てみると、不思議とその役柄のイメージが湧いてくる。たとえば軍服を着ると、自然と背すじが伸びて態度が堂々としてくる。捕虜の役では、殺されるのを恐れ必死に命乞いをする場面があり、「迫真の演技」と評された。中には、どうやって着るのかよく分からない衣裳もあり、「○○さん、いま頭を出そうとしてるところは右手です。」などと教えあったり、それでも分からず衣裳さんに着せてもらったりすることもある。普通は各自、楽屋で着替えるが、1分くらいで変身しないといけないときは、舞台そでで、自分でシャツのボタンを留めながらズボンを衣裳さんにはかせてもらうといった「早替え」をすることもある。
本番近くになると、「小屋入り」と言って、本番で使用する舞台で練習するようになる。このころまでには、小道具、大道具もほぼ本番どおりに準備されて、化粧もして練習するようになる。役柄になりきりやすくなり、おのずと芝居にもさらに磨きがかかってくる。
そしていよいよ本番!何か月もかかって稽古しても、お客さんに観せられるのはこの日だけ。当然、最高のものを観せたいと思うが、トラブルはつきものだ。誰かが台詞を間違えた、ものを投げて渡す場面で狙いが外れた、鳴るはずの効果音が鳴らなかった…。
もちろん、舞台の進行は絶対に止められない。気づいた人が臨機応変に芝居で繕うしかないのだ。私も何度か経験した。弓と矢を持って舞台に出ようとしたら、矢が見当たらず、持っているフリをした。主人公がみんなにお土産を配るシーンで、数が足らず私だけもらえなかったときには、「何だ、オレには無いのか!」っぽい芝居をうった。これらは、「想定外」ではあるが、「想定外=失敗」とは限らない。当初の「想定」を知らない観客が「想定内」と観たならば成功なのである。
舞台人に求められる臨機応変さは、日常生活や仕事、大きなところでは災害対策でも大切にしたいと思っている。先の震災で対応の不備を「想定外」と弁解するのをよく聞いた。その弁解も見苦しいが、想定できていなかったことを非難する論調にも賛同しない。想定は対策のために必要だが、想定したとおりに災害が起こるはずがない。
さて、急に大それた話題になってしまった。最後は私の「コスプレ写真」で楽しんでいただこう。
仕 事 中
『ホフマン物語』 パーティーの客
『ラ・ボエーム』 検問所の軍曹
『アイーダ』 エジプトの軍隊長
談話室コーナー
洗 濯 板
プーさんとカインズで購入した洗濯板
懐かしい洗濯板
㈲鈴木設備工業所 森 里司
皆さん、懐かしい話になりますが大体の方は洗濯板をご存知でしょう。簡単に説明しますと洗濯板とは、日本において明治時代から用いられてきた洗濯のための道具です。
自動洗濯機の出現によりほとんど用いられなくなりましたが、靴下などの汚れの酷い部分を予洗いするためなどに使われることがある。最近では、少量の洗濯をするための器具として小型・プラスチック素材の洗濯板が開発され、見直されているのです。もちろん、我が家でも妻が洗濯板を活用しております。
うちではプーさんと、カインズで購入したこの2種類。主に僕の作業時に使っている軍手と子供の幼稚園着を洗っています。洗うために重要なのは、まず洗濯物を水につけ、汚れが分解・分離しやすくします。水は分離した汚れを流し去る役割も果たすため、洗っている時は常に入れ替えなければならない。そして、次は固形石鹸、洗濯用の物がいいそうです。妻はこれをほぼ毎日洗面所でやっている。20枚ぐらい洗うと指に水ぶくれ…。
エコの為とは言っても痛々しくて申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
妻は洗い終わると「白くなったよ」と満足そう。確かに汚れに汚れた軍手は新品とまではいかないが80%は落ちている。
洗濯機では全く汚れは落ちないらしいので98円で買った洗濯板は大活躍!!!
何十年前の発明は今では我が家の縁の下の力持ちとして重宝しそうです。
当時の資料・・・。妻はこのぐらいの物が欲しいそうです。ここまでくると置く場所に困りそうですね。 (南支部)
木祖村コーナー
水源林を守る!間伐材利用の取り組み
☆ぬくもりの…木の机とイス
☆おもしろい、かわいい!!…木のおもちゃ
☆炭のある生活
木祖村は木曽川の最上流の村です。
名古屋市をはじめ、流域の皆さんにいつまでもおいしく、きれいなお水を…という思いで、森林保全に向けた様々な活動を行っています。今回はその中でも間伐材を利用した取り組みについてご紹介させていただきます。
☆ぬくもりの…木の机とイス
「こどもたちに 優しさ、温かさを伝えたい。」そんな思いで作りました。このカラマツの机とイスはひと昔前の小中学校では当たり前のようにあったもの。今の大人の皆さんが自然に体験して、知っていた木の温もりや香り・優しさではないでしょうか。
教科書にはもちろん書いてありません、しかし、こころの豊かな人間に成長するために与えてあげたい環境のひとつです。
(木祖産業協同組合 TEL:0264-36-2055/FAX:0264-36-2298)
“KISOMURA 木の匠”は伝統の木工技術をベースにし、モダンデザインを取り入れて現代にマッチした製品をお届けします。やさしく、ぬくもりのある製品です。
☆おもしろい、かわいい!!…木のおもちゃ
建築材や家具になれないような木でも「おもちゃ」として生まれ変わることができます。カラマツやヒノキ、スギなどの間伐材から面白くて可愛い「木のおもちゃ」を作ります。また、おもちゃだけではなく、雑貨、オブジェなども制作しています。お祝い事の贈り物にも喜ばれる、温かみのある作品です。
(木のおもちゃ ナルカリ クラフト
TEL:0264-36-3810)
☆炭のある生活
木祖村のおじさんたちが、間伐材の利用につながればと炭窯をつくりました。はじめは黒炭だけでしたが、今では備長炭などに代表される白炭も制作しています。エコなだけではなく、消臭などの効果もある「炭」は今後注目の素材です。
(木祖村製炭組合 TEL:0264-36-3663)
お問い合わせは…各団体または木祖村名古屋出張所へ
TEL:052-680-7350/FAX:052-680-7370
~木祖村の森林整備・活用にご理解とご協力をお願いいたします~
編集後記
編 集 後 記
◪ 朝晩はさすがに涼しくなってきたものの日中はまだ暑さの名残りを留めていた秋の一日、四国の「こんぴらさん」に参詣してきました。よくある団体ツアーの一つに参加して、名古屋から新幹線で岡山へ。マリンライナーで瀬戸大橋を渡り、香川県のJR高松駅に都合3時間ほどで到着です。
高松市内の栗林公園(大名庭園)を散策してからツアーバスで琴平町に向かい生まれて初めての「金刀比羅宮参り」。ガイドさんが車中で由来などを説明してくれましたがほとんど覚えてなくて、ただ残っているのは ″本宮まで785段、奥社まで1368段の石段があります ″というくだりだけ。
◪ さて、参道近くの駐車場から竹杖を借りていざ出発。けっこう年配の方も一緒です。表参道は大勢の人出のせいか思いのほか狭くて、両側には土産物店がずぅーと並んでいます。案内の人が早すぎるのか、こちらがゆっくりなのか、とにかく団体の一番後ろについて石段を上がって行くと、ようやく「大門」までやって来ました。ここからが神社の領域です。「五人百姓」と呼ばれる女性たちが大きな傘を広げて飴を売っているのを横目で見ながら、汗をふきふき、前へ、上へと進みます。石段の途中で立ち止まり、振り返って、まだ半分くらいか、とて先を見上げます。
やっとたどり着いたのは「旭社」という立派なお社。昔、森の石松が清水の次郎長親分の代参として刀を奉納した時、本殿と間違えたとか伝えられています。ここからはもうすぐです。少し歩いて、最後に急な「お百度石段」を上ると、ようやく本殿(御本宮)が見えてきました。息を切らして何とか上りきり、一息ついてから拝殿に上って 二礼二拍手一礼。まずはお参りできたことに感謝です。
右手の展望台からは、薄曇ではありましたが遠くに讃岐富士を望み、眼下に讃岐平野の眺望を楽しむことができました。(奥社へはこの次がんばろうということで…)
◪ 境内で「幸福の黄色いお守り」を求め、飼い主の代参をしたという「こんぴら狗(いぬ)」のおみくじを引いてから下山です。下りの石段もやっかいですが、途中から裏参道に回るコースをとったおかげで、木立の間、人混みも石段もない道をゆっくりたどることができました。こちらは全く快適なハイキング気分でした。
◪ 今回は、このあと高知方面へと一泊二日の旅でしたが、組合だより9月号の「筆の泉コーナー(鉄路の旅)」で書いておられたように、香川県(うどん県)や愛媛県(坊ちゃん県?)を、今度は鉄道で巡ってみたいと思いながら帰路につきました。
やっと秋らしい休日。 無事に行ってこられたことが最大のご利益だったのでしょう。
(M・I)
■ 組合だより No.507(平成24年11月号)―――――――――
● 発 行 名古屋市指定水道工事店協同組合
理事長 鏡 味 栄 男
● 編 集 名古屋市指定水道工事店協同組合
広 報 技 能 委 員 会
名古屋市中区丸の内三丁目14番11号
TEL (052)951−3240
FAX (052)951−8883